(仮)俺が守るから!~御曹司✖️訳あり令嬢~
コンコンコンッ ガラガラガラ

医師「あら、お邪魔しちゃったかな?笑」

祖父「おやおや、これ以上は蓮翔が耐えれんじゃろーからちょうど良かったんじゃないかい?笑」

蓮翔(くそっ。せっかくの2人っきりの時間を。
でも、間違いねぇ……これ以上は耐えられねえ……2人のニヤニヤ顔が腹立つ)

医師「まさか、こんな蓮翔様を見れるとは…あんなに小さかった蓮翔さまが…成長されましたねぇ…笑」

蓮翔「うるせーよ。」

彩愛「ビクッ」

視界に一瞬体を震わせた彩愛が見えた。
その瞬間、彩愛小さな手を俺の手で包み込み、

蓮翔「違うぞ!彩愛に言ったんじゃねえーからな。そこの面白がってるヤツらに言っただけだからな。」

これ以上怯えさせないように優しくそう伝えると、彩愛が小さく握り返してくれた。

蓮翔 (分かってくれたのか?良かった……ふぅ…)

医師「これほどまでとは、あの、京極家の長男を…さすがお嬢様ですね♪」

彩愛 (先生は何言ってるんだろう?)

祖父「彩愛、気にしなくて良いぞ。関わるとバカがうつってしまうからのぅ。」

医師「バカって。ほんとに、扱いが酷いですねぇ。ま、冗談はこのくらいにして。彩愛ちゃん、体調はどう?苦しいのはもうないかな?」

彩愛「(じい様、バカって…先生に失礼よ…)はい。迷惑かけてごめんなさい。もう大丈夫です!苦しくないです!」

医師「謝らなくていいよ。迷惑じゃないからね。それに気付いてくれたら、改善していくと思うんだけど……難しいね……」

彩愛の言葉を聞き、彩愛以外の3人は彩愛を見ながら困ったような顔をしていた。

彩愛「(私、また間違えた?何かいけないこと言ったのかな…?)ご、」

みんなの表情をみて、彩愛はノートにペンで1文字書いた時、

ふわっ

彩愛「(???)」

蓮翔「彩愛、その言葉は必要ないぞ。書くならこれから始まる感謝の言葉だ。みんなその言葉の方が貰ったら嬉しいぞ。」

それは、動かしていたペンを止める蓮翔の手だった。
彩愛の手からペンを取るとノートに書いた「ご」の文字を消して横に「あ」の文字を書いた。

彩愛「(あ?あから始まる感謝の言葉…?)ありがとう?」

蓮翔「?はいらねーけどな。これからは、彩愛がごめんと思う度にありがとうと伝えて欲しい。」

私は何でだろ?と思い、あまり理解は出来てなかったが、蓮翔さんの真っ直ぐな瞳を見ていると自然と頷いてしまっていた。

蓮翔「(あんまり分かってねぇな。)ま、少しずつな。」

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