麗しの桃は攫われる〜狼獣人の番は甘い溺愛に翻弄される〜

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 どのくらいそうしていたのか、泣きすぎて腫れぼったくなった瞼が重い。

 鼻は赤くなり、涙のあとでグシャグシャの顔が恥ずかしい。

 リードネストは、モモネリアが泣き止むまで頭を撫で続けてくれていた。





「落ち着いたか?何か冷やすものを持ってこよう。...あぁ、喉も渇いただろう?飲み物もとってくる」




 そう言って、一旦退出したリードネストだが、ほどなくして戻ってきた。

 冷えた水に浸けて絞ったタオルで、瞼を冷やす。

 それから、リードネストのついでくれた水を一気に飲み干した。

 そこで、やっと一息ついた。




「....お腹、すいた。何か....ご飯が食べたい」




 おずおずと、リードネストを上目遣いで見る。
 甘えるような声音になったのには、自分でも驚いた。

 リードネストは、それを聞いてトロンと蕩けた目をして、熱に浮かされたみたいに答えた。




「....仰せのままに、俺の可愛いモモネリア」


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