フィオナの運命
夕方までひたすら走っても、まだ聖なる山にはたどり着けない。
「闇夜に進むのは危険だ。今夜はここで夜を明かそう」
夕陽が傾くと、小さな川のほとりにテントを張って休むことにした。
焚き木で火を起こし、川魚を焼いて食べる。
フィオナは小さな鍋で、朝絞っておいたヤギのミルクを温めた。
「ルシアス様、どうぞ」
「ありがとう」
ひと口飲んで、美味しいな、と呟くルシアスに、フィオナも笑顔を浮かべる。
二人で肩を並べ、満天の星を眺めた。
「なんて綺麗なのでしょう。身体が星空の中に浮いているみたい」
「ああ、そうだな。自然はこんなにも雄大で、人間はあまりにもちっぽけだ。星の命に比べれば、俺の命なんてほんの一瞬にも満たない。だがそれなら尚更、俺は自分に与えられたこの命を、どんな瞬間も無駄にはしたくない」
「ええ、わたくしもです」
「フィオナ、そなたに誓おう。俺はこの命を、全身全霊で輝かせると。どんな闇に包まれようとも、どんな壁が立ちはだかろうとも。呪いの魔の手が命を奪おうと伸びてきても、俺は必ず跳ね返してみせる」
「はい」
力強いルシアスの言葉に、フィオナも大きく頷いた。
「闇夜に進むのは危険だ。今夜はここで夜を明かそう」
夕陽が傾くと、小さな川のほとりにテントを張って休むことにした。
焚き木で火を起こし、川魚を焼いて食べる。
フィオナは小さな鍋で、朝絞っておいたヤギのミルクを温めた。
「ルシアス様、どうぞ」
「ありがとう」
ひと口飲んで、美味しいな、と呟くルシアスに、フィオナも笑顔を浮かべる。
二人で肩を並べ、満天の星を眺めた。
「なんて綺麗なのでしょう。身体が星空の中に浮いているみたい」
「ああ、そうだな。自然はこんなにも雄大で、人間はあまりにもちっぽけだ。星の命に比べれば、俺の命なんてほんの一瞬にも満たない。だがそれなら尚更、俺は自分に与えられたこの命を、どんな瞬間も無駄にはしたくない」
「ええ、わたくしもです」
「フィオナ、そなたに誓おう。俺はこの命を、全身全霊で輝かせると。どんな闇に包まれようとも、どんな壁が立ちはだかろうとも。呪いの魔の手が命を奪おうと伸びてきても、俺は必ず跳ね返してみせる」
「はい」
力強いルシアスの言葉に、フィオナも大きく頷いた。