喫茶店の常連客に求婚されました!【店ごと買い取るってどういう事ですか?】
悠乃は真梨にクリスマス前日に二股をかけられていた事がわかり、地元の彼女を選ばれてしまい、別れた事を話した。
「そっかー、辛かったね」
「意外とそうでもなくてね(笑)」
「ん?」
「初めてさ〜、昨日男性とパークにインしたんだ〜」
「えー、それ私に対する浮気じゃん?」
「何でよ、真梨だって彼氏と行ってるでしょ!彼氏ばっかり優先しないで悠乃とも遊んでよね!」
「だって、彼氏は休みが一緒だし」
真梨は社内恋愛をしていて、休みは確かに合うだろう。
社内の飲み会でテーマパーク好きとわかり意気投合したカップルだ。
悠乃は羨ましくもあった。
でも幸せそうに話す真梨も可愛くて話を聞くのは嫌ではない。
「ねぇ、真梨は一目惚れってしたことある?」
「あるよ」
簡単に言われた。
「それからどう行動したの?」
「うーん、なるべく視界に入るようにとか…中学の部活の先輩だったから同じ部活にまずは入ったかなぁ」
「上手くいったの?」
「ダメだった、同じ学年に彼女がいたんだよね、近づいて話してみないとわからない事ってあるよね、告白もせず後輩として接したよ」
「へぇー」
「悠乃が一目惚れしたの?」
「ううん、逆、『夢乃』の常連客でね」
「えー、詳しく聞かせてよ…」
悠乃は立木さんの事を真梨に話した。
「信じていいと思う?」
「まあ、だけど、仕事も忙しい人なんでしょ?」
「そうだけど休みも出来るだけ合わせてくれるって言うの」
「それならいいんじゃない?お店もなんとかしてくれそうなんでしょ?」
「まだそれはわかんないけど…いい人そうなの」
「付き合ってみれば?」
「軽っ!」
「だって話さない事にはその人の事はわかんないし…でもその人が悠乃の事を好きなんでしょ?」
「うん…」
「だから付き合ってみなよ」
「でも別れたばっかで…また相談に乗ってね、なんなら一緒にダブルデートとかしたい」
「それいいね、パークでダブルデートしたいね〜」
きゃっきゃっと2人は盛り上がり夕食を食べてまた会おうねと約束をしたのだった。