喫茶店の常連客に求婚されました!【店ごと買い取るってどういう事ですか?】
「そうなの…何とかしてくれようとしてるけど難しそうなのよね、もう法律の問題で悠乃にはさっぱりなの、悠乃が立木さんと結婚すればもしかしたら…なんだけどまだもう少しかかりそう」
「何で結婚とか出てくるわけ?」
「うーん自宅兼店舗にすればみたいな事を言われていて…」
「悠乃が好きなんだね(笑)今度ホテルで決めちゃいなよ」
「それって寝るってこと?」
「それでもいいんじゃない?って事、悠乃がその人を嫌じゃなければね、触れてみて何か嫌ってのもあるじゃん、ダラダラ付き合うよりいいかもよ、1年間騙されていた悠乃には」
「もう〜真梨ったら」
「だって悠乃は家族が欲しいんでしょ?」
「…そうだけど」
悠乃は家族がいないから真梨には早く結婚して家庭を作りたいなと昔から言っていたのだ。
いつまでも伯父さんの所でお世話になるのもな〜と思いつつも、正直給料はバイトの頃とあまり変わらない。
一人暮らしなんてもったいないだけだ。
それは納得済みで『夢乃』で働いているのだから全然いいんだけど…
このままでいいのかなとふとたまに考える時はある。
今からでも経営の勉強とかをしようかな。
真梨とはわかれて家に戻ってきた。
伯父さんに最終週の木曜日にお休みをもらう事を伝えたのだった。
悠乃が休んでも『夢乃』は店は通常通り営業しているが伯父さんがたまーに熱とか出ると『夢乃』は休みになる。
車の免許を持っていない悠乃は買い出しに行けないのだ。
野菜類はどうしても新鮮なものを使いたい、サラダは毎日たくさん出る。
それを考えると伯父さんは本当に大変だ。
悠乃が結婚して朝の仕込みとかをあの店ですれば伯父さんも楽になるかなぁ。
まだ買えると決まった訳ではないけども。
立木さんの事、気にはなるけど好きなのかどうか…
真梨の言う通り何かきっかけがあって嫌じゃなければ…結婚もありなんだけど…
もう1つ踏ん切れない何かがある。
それが何かはわからないんだけど…