喫茶店の常連客に求婚されました!【店ごと買い取るってどういう事ですか?】
悠乃はティッシュで顔を拭いていた。
「落ち着きましたか?」
「うん…」
悠乃は首を縦に振った。
「では改めて…悠乃さん、私と結婚を前提にお付き合いしてください、お願いします」
大きな花束をもう一度渡してくれた。
「うっ…」
「悠乃さん」
「はい…お願いします」
「…っ、よかったぁ」
立木さんは運転席の背もたれをガタンと倒して横になった。
「…力が抜けた…」
「ごめんね…ちゅっ」
悠乃の口唇が立木の頬に当たった。
立木は体を半分起こし花束でフロントガラスを隠し、悠乃の口唇へキスを落とした。
「んっ…」
口唇が離れると悠乃はごめんねと謝り、立木さんは可愛いから許すと頭を引き寄せてくれた。
2人は車を降りると手を繋いで浅草寺まで歩いた。
沢山の人混みからはぐれないように…
そこで2人の未来と伯父さんの手術の成功を願ったのだった。
夕方『夢乃』に戻ってみると伯父さんが仕込みをしていた。
そこで2人は結婚を前提に付き合う事を報告したのだった。
立木さんは伯父さんに『夢乃』をいい方向に持っていきますと、悠乃に話した計画も伯父さんに話したのだった。
そして立木さんの誕生日の22日は電話でお祝いをし、水曜日の朝早く2人は東京を出発した。
15時からのチェックインまでたっぷり遊ぶ予定でこの前行けなかった場所を楽しんだ。
ホテルに入り、悠乃はベッドにダイビングをして喜んでいた。
「克くん、ふかふか〜」
「悠乃さん、今日はスカートだから誘惑しないで(笑)」
「ふふっ、夜が楽しみだねぇ」
「待てない」
克くんがベッドに覆いかぶさってきて、たくさんのキスをくれた。
「何で今日はスカートで来たのさ」
克くんは自分の前に悠乃を座らせて膝を立たせた。
「うーん、この前克くん、絶叫系はやっぱり少し苦手みたいだったし、それなら可愛いを重視してふりふりのスカートにしてみた!」