喫茶店の常連客に求婚されました!【店ごと買い取るってどういう事ですか?】
忙しいと言っていたように克くんは『夢乃』に来なくなった。
伯父さんにも心配されるレベルだ。
もうすぐ克くんの両親が帰ってきて挨拶に行く事を伝えると、親代わりだから挨拶した方がいいのかなとか言い出して…
悠乃は認めてもらえてからでいいよと言った。
昼時間にお客さんが来て悠乃はいつも通り
「いらっしゃいませー」と笑顔で迎えると2人の男性客が入ってきた。
見たことないかな…
「こちらへどうぞ」
テーブル席に案内をした。
お水を持っていき注文を取ると
「チーズハンバーグセットとナポリタン」
「僕は…オムライスセットとカツサンド」
「は、はいお待ちください」
大食いの方なのかな…『夢乃』では2人前食べる人は珍しいので悠乃は伯父さんと急いで作り始めた。
「お待たせいたしました」
2人は話をしながらペロリと平らげていた。
「ご馳走様、また会いましょう」
そう言うと店から出ていった。
ん?また来るって事なのかな?
常連さんゲットした?
その日の夜、克くんから電話がかかってきた。
「悠乃さん!」
「どうしたの?」
「今日、兄貴達が『夢乃』に行ったって今聞いて…」
「今日?新しいお客さんが2人は来たよ」
「2人は俺の兄貴達」
「そうだったのー。あっそれでか」
「何か言われた?」
「また会いましょうって、悠乃はてっきり『夢乃』にまた食べに来るって意味だと思ってた〜」
「何か失礼な事はされてない?」
「うん、2人とも2人前ずつ食べて帰ったよ〜」
「何か恥ずかしいな」
「大食いの人かと思った(笑)」
「俺達3人とも結構食うから、びっくりしただろ」
「もしかして悠乃を見に来たの?」
「うん、俺が昨日話したから、両親が20日に帰国するって聞いて、その時に紹介したい人がいるって話した」
「そうだったんだね」
「うん、また連絡するな」
「はーい」