喫茶店の常連客に求婚されました!【店ごと買い取るってどういう事ですか?】
「賑やかだね、克くん!」
「今年は嫌な気持ちにならなかったよ、悠乃さんがいてくれたから」
「良かったね(笑)」
それから6月には二男の晃介さんの結婚式があり、悠乃も家族席に招待してもらった。
綺麗だったなぁ…
式も披露宴も豪華で…
まだ友達の披露宴に出たことがない悠乃は何もかもが珍しくて…楽しくて
でも悠乃は式や披露宴は出来ないなぁと少し寂しくもあった。
お金もいっぱいかかるし、両親もいない、友達も少ないし、職場仲間とかもいない…
家を買うから仕方ないよね、節約しなきゃ
克くんに言うと心配するなって言うと思うけど…
いくら結婚するにしても悠乃は負担になるような事はしたくなかった。
悠乃が披露宴に出席している頃『夢乃』では…
「えっ、悠乃ちゃん結婚するのかい?」
常連さんと伯父さん、今日は悠乃の代わりに伯母さんもお手伝いをしていて、話をしていた。
「そうなんだよ、ここに住むんだって」
「ここに?」
「うん、いつもテーブル席に座る若い子わかるかい?」
「うん、大人しい感じのイケメンさん」
「最近悠乃ちゃんとよく話してるなと思ってた」
「立木さんて知ってるかい?」
「知ってるよ〜今は海外にいる」
「その家の三男坊でな、ここに一緒に住むらしい」
「へぇ〜でも良かったじゃないか、めでたい事だ」
「うんうん、お祝いしてあげようよ」
「まだいつ入籍するかも決まってないよ、気が早いなぁ(笑)」
「そんなこと言ってマスターが1番嬉しそうなんだよな(笑)」
「そうだ、そうだ(笑)」