喫茶店の常連客に求婚されました!【店ごと買い取るってどういう事ですか?】
「俺は好きな人の願いは叶えたいって思ってるよ、わがまま上等、でも悠乃さんはそうはならないと思う、なぜなら凄く優しい人だから…人の事を考えられる悠乃さんを俺はますます好きになっていくんだ」
「克くん…」
「もっと素直になって欲しい、結婚式の間ずっと泣いてたのは苦しい涙だったかい?」
「ううん、嬉しかった」
「俺と結婚するのは嫌?」
「嫌じゃない…」
「悠乃さん、俺と家族になろう」
「うっ…うわーん…克くんと家族になる!」
悠乃は克哉に抱きついた。
「苦しかったね、ごめん、悠乃さんの気持ちも早くわかってあげれば良かった」
「ううん、幸せすぎて怖くなっていたの、そうしたら過去の色々つらかった事を思い出しちゃって…」
「今までの記念日を払拭するくらい記念日には俺が悠乃さんにたくさんの幸せをあげるよ」
「悠乃も〜克くんありがとう」
克哉は悠乃の涙を指で拭き、両手で顔を挟んで悠乃にキスをした。
「んっ…」
そしてぎゅ〜っと抱きしめてくれた。
「あ〜、俺幸せだよ」
「うん、悠乃も(笑)」
2人は手を繋いで近くの役所に行き無事に婚姻届を提出したのだった。
ホテルに戻ると二人でお風呂に入り、そのまま抱き合った。
ベッドで少しウトウトしていた悠乃は克哉がベッドから降りた音に気づき起き上がった。
「克くん?」
「あっ、起こした?」
「大丈夫だけど何してるの?」
「悠乃さんにもう1つ渡すものを忘れてた」
「ん?」
克哉はベッドに戻ってきて悠乃を前に座らせる。
「これ…」