一等星センセーション―日陰女子、イケメンアイドルになります!?―

緊張しながらターンして、まっすぐ前を向く。

瞬間、鈍く光るカメラのレンズが私を覗く。
巨大モニターに映る私に、スタッフさん達が注目したのがわかった。


――温度のない視線。


それは自分の仕事に寸分のズレや遅れを許さないプロ達の目。
けれど、私を見るその目に一斉に刺された気がして怯んでしまった。


「信じた道を まっすぐ
 ……逸れないことが 僕の強さ」


イヤモニ越しに返ってきた自分の声が、知らない声みたいに聞こえる。


あれ?声、震えてる?
ひやりと背に嫌な汗が伝う。


『無理よ。あの子には才能がないもの』

お母さんの言葉が脳裏に蘇ってくる。


ダメ。こんなパフォーマンスじゃ。

……才能がないって、露呈してしまう。

そしたら。


flying-Hiのスタートの、足を引っ張ってしまう。


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