一等星センセーション―日陰女子、イケメンアイドルになります!?―
全身に浴びる脚光。
自分の声に脳天が痺れる感覚。
カメラのレンズがこっちを見る。
――“俺”、ちゃんとアイドルできてましたか?
顔が勝手に笑顔を作った。
大画面に映った映像に、キャアアアと湧く歓声。
ステージ一面のLEDスクリーンに、ひとりひとりが抜き出された。
「震える心」
「抱きしめて」
「未来へ」
「行こうぜ」
「――flying-Hi」
天高く手を挙げて上を見上げた時、初めて息切れしていたことに気づく。
ダン!と落ちる照明と、消えるサウンド。
興奮と動揺が、爆ぜて会場を沸かせた。