一等星センセーション―日陰女子、イケメンアイドルになります!?―



自主練をいいところで切り上げて、やって来たのはレッスンスタジオから3駅離れたところにあるファミレス。

ちなみに一応、帽子とメガネの変装付き。

お昼時を外して来た店内は、井戸端会議を楽しむマダムやおじいちゃんおばあちゃんが多い。
学生っぽい人もちらほらといた。

「ファミレスって色々あるんだね。
何食べよっかなぁ……」

「なに、こーゆーとこ来たことないの?」

私が忙しくスライドするタブレットをつまらなそうに眺めながら、テーブルに肘をついたユウキは言った。

「ないよ。そもそも外食あんまりしないし……
いつもハウスキーパーさんが作ってくれてるから」

ユウキの顔が一瞬真顔になる。

「あっスイーツとかもあるんだ。
今日くらいパフェとか食べていいかなぁ?どう思う?」

「……や、まぁ……好きなの食べれば」

メニューを眺めるのに夢中で、ユウキが複雑そうに私から目を逸らしたのには気付かなかった。
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