一等星センセーション―日陰女子、イケメンアイドルになります!?―
震えた声は思ったより大きくて、狭い応接室に反響する。
SEIKOさんの目がわずかに見開いて、まじまじと私のことを見つめた。
「……いい表情」
「え?」
ぽつりと呟いて、SEIKOさんはゆっくりと口角を釣り上げる。
それから深く椅子にもたれて、腕を組んだ。
「一つ教えてあげるわ。千景」
静かな声と、不敵な顔。
私の反応を一つも見逃さないかの様に、強い視線が私を射抜く。
「あなたは日向の代わりじゃない。
元からflying-Hiに入るつもりなんて、日向にはなかったのよ」
SEIKOさんの言葉に、驚いて瞬きを忘れる。
flying-Hiに入る予定だったって。
海外映画の仕事の方がいいから代れって。
そう言われたのが始まりだったのに。