一等星センセーション―日陰女子、イケメンアイドルになります!?―
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スタジオAの入口の前まで来ると、
防音扉を静かに開ける。
今は15時。集合は17時。
つまり、レッスン開始よりかなり早い時間なのに――
室内の電気はすでについていた。
ユウキかな?
他の人はあんまり早く来たりしないし。
ユウキだった場合、邪魔になると怒られるから静かに入口から中の様子を伺う。
「“俺のこと好きじゃない女子なんていないんだよ”……」
なにか、ぶつぶつ呟いている声がする。
ユウキの姿はどこにもなくて、代わりにスタジオの真ん中に蓮が座り込んでいた。
「セリフの練習?」
「うわっびっくりした!」
背後に立って話しかけると、蓮の体が大きく跳ねる。
その手に持っている台本もふわっと宙に浮いて、蓮が慌ててキャッチした。