一等星センセーション―日陰女子、イケメンアイドルになります!?―
「“別になんもしてないけどー?
あっちが勝手に勘違いしただけだから”」
……颯斗だ!
態度も喋り方もまるっきり蓮。
それなのに、颯斗のセリフがあまりに馴染みすぎている。
「そっ……“そうさせたのはあんたでしょ!
誰彼構わずちょっかいかけるのはやめなさい!”」
「“えー。じゃあひとりだけならいいってこと?”」
片目だけ細めてクッと笑う意地悪な微笑み。
自然なキメ顔――
パフォーマンスしてる時の蓮みたいだ。
台本のト書き通りに、蓮が一歩私に詰め寄る。
私の足が後ろに引いたのは、無意識。
「――じゃあさ、」
言いながら、蓮が慣れた手つきで私の腰に腕を回した。
「“君、今日から俺のカノジョ。ね?”」