一等星センセーション―日陰女子、イケメンアイドルになります!?―
「ユウキ。始めるよ」
SEIKOさんが少し声を張って呼びかける。
それでようやくみんな集まっていることに気づいたユウキが、気まずそうに頭を下げた。
みんなが並んで、レッスンが始まる。
SEIKOさんが腰に片手を当てて話し出した。
「恋色サイダーのレッスンを始めて約2週間。
そろそろ基本の振り入った頃だと思うから――
余白の遊び。メンバー間の絡みをフリーで入れてみて」
全員の瞼がぴくりと動く。
蓮は「へぇ」となんてことない顔で受け流し、
南も楽しい遊びを提案されたみたいな顔をしている。
昊はちょっとダルそうで、私はいつも通り狼狽えて。
ユウキは“今?”って書かれてそうな苦い顔になっていた。
パン!と乾いたSEIKOさんの手の音が響く。
「――さ、始めましょうか」
波乱のレッスンが始まった。