一等星センセーション―日陰女子、イケメンアイドルになります!?―
歌い出す前、蓮と南がユウキを挟む形になる。
ブレスの一瞬、二人が悪戯っぽく目を合わせた。
「『可愛くないね』
って笑って またからかって」
「ツンとしたその顔さえ
なんか今日は 特別だ」
歌いながら、2人でユウキの頬をつついたり引っ張ったりする。
ユウキは歌詞通りツンと迷惑そうな顔。
蓮はちょっと意地悪に、南は心底楽しそうに笑っている。
……ものすごいフリーダム。
元の振りは肩を組んでちょっと揺れるくらいだったのに。
「……」
南が歌っている最中に、私と昊はそっと目を合わせ合う。
あの3人と違って、こっちは陰と陰。
正直、どう手を出せばいいのかわからない。
心の時は止まっているのに、流れる歌は待ってくれない。
ギクシャクしていると、昊が私の肩に触れた。