一等星センセーション―日陰女子、イケメンアイドルになります!?―
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「次、千景くんでーす」
呼ばれてブースに入る時。
出てくるユウキとすれ違う。
「ユウキ!お疲れ様」
ぴょんとユウキの前に立ち塞がって、悪戯っぽく笑う。
ユウキは大きく瞬きをして、すぐに目線を逸らしてくる。
「…………おつかれ、」
唇をまごつかせた、ちょっと聞き取りにくい声。
『千景のシンメは、僕でしょ?』
――そう言われた日から、ユウキの様子がおかしい。
あの日より幾分冷静になってはいるけど、常にカリカリしてるというか……。
(それに、ちょっとだけ)
ユウキは俯いて、素早くブースを出て待機場所に行ってしまう。
なんとなく余裕のなさを感じる後ろ姿を、ちょっと寂しく見送る。
(避けられてる気がする)