一等星センセーション―日陰女子、イケメンアイドルになります!?―

⭐︎
住宅街を抜けて、蓮のアパートの前にたどり着いた。

閑静な住宅街。
中に人がいるのかもわからないくらい、建物の周りは静かだった。

「ここ?」

「そう。ここの2階の真ん中の部屋」

蓮、知られるの嫌がるかもしれないけど。
緊急事態だし、しょうがないよね。

外階段を上がって、蓮の家の前に立つ。
少し緊張しながら、インターホンを押した。

「……」

応答がない。いないのだろうか。

「れ、蓮――?いる……?」

ドア越しに、控えめに蓮を呼んでみる。

すると、ドタバタとドアの向こうから誰かが走ってくる音がした。

「かげちゃんの声だ――っ!」

「鈴!蘭!だめだって!やめろっ」

ガチャン!バン!
……と、勢いよくドアが開く。

そのドア板が、私にクリーンヒット。

帽子が階下に飛んでいくのと同時に、蓮みたいな顔をした女の子たちが勢いよく飛び出してきた。
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