一等星センセーション―日陰女子、イケメンアイドルになります!?―
「……俺、中2から事務所に入ってモデルやってて。
でも売れなくてさぁ。カタログ雑誌の隅っこにワンカットだけ、みたいな、そんな仕事ばっかだったの」
――蓮の語りは、淡々と続く。
家計に貢献するために始めた仕事だったのに、ぜーんぜんお金にならないし。
しかも、その頃ちょうど双子がめちゃくちゃ手がかかる時期でさ。
大した仕事も来ないくせに、事務所は俺に爽やか好青年のラベルを押し付けてくるし。
家に帰れば、忙しい親の代わりに面倒見のいい兄貴でいなくちゃいけないし。
ストレスやばかったんだよねぇ。
もう毎日逃げたいって思ってた。
……そんな時にやっと手にしたのが、ティーン向けレディース雑誌の読者モデルの仕事だった。