一等星センセーション―日陰女子、イケメンアイドルになります!?―
最初は、ふつーに仕事。
専属モデルの女の子の相手役として、モデルやって。
そしたら、まぁ、自然と仲良くなるわけで。
そっからどんどん、モデル界隈のトモダチみたいなのが男女問わず増えてって。
「楽しかったねー。というか、楽だった。
そいつらと連んでる間だけは、頭空っぽでいられるから」
いつもの軽薄な笑顔なのに、どこか虚しそうな顔。
私の知らない、蓮の裏側。
アイドルでもモデルでもない、人間・御堂蓮の。
――で、まぁ。
弾けた奴らだから、男女の距離もかなり近くて。
俺も一緒になって、ちょっと派手に遊んでたの。
それで余裕が出たのか、モデル業もちょっと上手く行き出した。
……それで、調子乗ってたんだろうね。
「1年位前かな?ある日友達だった女の子2人に、同時期に突然告られた。
――で、その気はないって振ったら、結託してありもしない二股でっち上げられて炎上。
好青年売りに傷がついて、事務所はクビ。仕事もパー」
両手をひらりと開いて、蓮はわざと軽い口調で言い捨てる。