一等星センセーション―日陰女子、イケメンアイドルになります!?―
「裏垢とか、特定できればいいんだけどな」
項垂れてる私を横目に、ユウキがフンと鼻を鳴らす。
聞き慣れない単語に首を傾げた。
「裏垢?」
「公式アカウントとは別で持ってる非公式のプライベートの鍵付きアカウントだよ。
そこで赤裸々暴露とかしてるやつ結構いる」
「まぁ、例の女が裏垢持ってるかもわかんないけど」とユウキがそっぽを向いた。
「自己顕示欲強そーだから持ってそうだけどなー。
モデル界隈にツテがあればいけっかもしんないね」
ふむ、と顎に指を当てて南が神妙な顔でみんなを見る。
全員と視線が合わなくて、「…なさそうだネ」と息を吐いた。
モデルにツテ……芸能界で幅広くツテを持ってる人……
頭にぼわんと、1人の人物が浮かぶ。
「……あるかも、ツテ」
見えてきた希望に、目に光が宿って顔を上げた。