一等星センセーション―日陰女子、イケメンアイドルになります!?―
――そうだよね。
誰にも信じてもらえず、好き勝手に叩かれたら、誰だって怖くなる。
それは身から出た錆でもあるから、言い訳することもできない。
でも、だったら。だからこそ。
私はその手を取りたいよ。
「そう思うなら――
ちゃんと謝ろう?蓮」
蓮の目がまた大きく開く。
私の頭からずり落ちてきた蓮の手を、今度は私がしっかりと受け止めた。
「誤解させたこと――正直にちゃんと謝って、でも違うところはちゃんと否定しよう?
蓮の言葉を待ってる人は、きっとたくさんいるはずだよ!」
届け、届けと強く思って蓮を見つめる。
見開いたままのルビー色の瞳は、朝の光をほんの少し取り込み始めたような気がした。
「怖いなら、みんなやSEIKOさんたち、ファンの人に話す時、ちゃんと俺が側にいるから――
だから、いなくなるなんて寂しいこと言わないでほしい」
両手の中に閉じ込めた蓮の手が、ピクリと動く。
固まったままの顔にもほんの少し感情が滲んで、薄い唇が小さく空気を取り込んだ。
「俺、まだまだ5人で頑張りたいよ。蓮……!」