一等星センセーション―日陰女子、イケメンアイドルになります!?―
――蓮の瞳の中に、切実な私の姿が映る。
その目には完全に光が戻って、胸の鼓動がその奥から変質していく感覚を覚える。
力をなくした手を挟み込む、温かい手の温度。
それを、そっと握り返して――……
「ち、……」
「場所違うじゃん。アホ」
ここにいるはずのない、吐息混じりのきつい声音にぴたりと蓮の時が止まる。
「あっごめん!連絡するの忘れてたっ」
私は肩を跳ねさせて、さぁっと青ざめる。
実は昨日、ユウキから連絡が来ていたから今日のことを共有していた。
そしたら蓮の家を教えろと言うから、伝えておいたんだった。
公園の入り口に立っていたユウキは、顔を顰めながらズカズカと中に入って来た。
「でもよくわかったね、ここ」
「時間的に家の中はないだろうから、じゃあ公園?と思って。マップ上、人目につかなそうなのここくらいだったから」
私と向き合いながら飄々と解説するユウキを、蓮は引いた目で見ている。
その視線に気づいて、ユウキが鋭い視線を向けて――
それから、唐突に口を開いた。
「らしくもなく凹んでんなよ。チャラピンク」
もうギリギリ重なっている程度だった私と蓮の手をみつけたユウキが、チッと舌打ちをして蓮の手首を叩き落とす。