一等星センセーション―日陰女子、イケメンアイドルになります!?―
#10 独りでやれる
「――歌と振り、ほぼ入ったわね?
じゃ、今からフルで一回やってみよっか」
Flying Highの練習を始めてから数日。
SEIKOさんから鬼のような指示が飛ぶ。
これがプロのスピード感……
気を抜いたら振り落とされちゃいそうだ。
「目的は“繋ぐ”こと。間違ってもいいから途切れさせないで」
優しいんだか厳しいんだかわからないオーダー。
つまり、流れを止めるようなミスはあってはならないってことだ。
全員が最初のポジションにつく。
横並び一列。
右から昊・私・南・ユウキ・蓮の順。
評価する目を向けるSEIKOさんをはじめとしたトレーナーさんやスタッフさんに背を向けてるのに、その視線が刺さって緊張を煽った。