一等星センセーション―日陰女子、イケメンアイドルになります!?―
「助け合うとか、そういう馴れ合いに足元救われるんだよ!」
ユウキの脳裏には、過去の記憶が過ぎる。
揃いの衣装を身につけた過去の仲間達の嫌悪の目。
何か言えば言うだけ開く距離。
まばらサイリウムが煌めく小さなハコのステージには、誰もいない。
「――僕は、独りでやれる……!」
顰めた顔が苦しそうに歪む。
ピシャリとぶつけた声色は、恐れを孕んでいた。
「誰の助けも必要ない!」
しん……っと場が静まり返る。
何も言い返せない、痛いくらいの強い拒絶。
ユウキは、何を怖がっているの?
「ユウキ。あなたがやってるのはグループ活動よ」
重い空気を切り裂くように、SEIKOさんの通る声が響いた。