一等星センセーション―日陰女子、イケメンアイドルになります!?―

#11 LinKAge


しん、と静まり返ったレッスンスタジオの空気は重い。

それを、SEIKOさんは手拍子ひとつで取り払おうとする。


「さっ、レッスン再開。切り替えていきましょう」

「ま、――待った!」


思わず挙げた手に、みんなの注目が集まる。
振り絞った勇気が萎まないうちに、声を発した。


「切り替えられないです!
ユウキのこと、放っておけません」


――このままじゃ、ユウキはもっと硬い殻に閉じこもってしまう気がする。
だって、あんなに傷ついた顔してた。


SEIKOさんの私を見る目が鋭くなる。
ピリッと空気が張り詰める。

言っちゃいけなかったかな……
でも、これは譲れないから。

強気で震えそうな膝に力を込めた。


「俺も千景と同意見っす。
5人揃ってないのに練習しても意味ないでしょ」

そう言って、南が私の隣に並ぶ。
見上げると笑いかけてくれて、強張っていた心が緩んだ。


「確かに〜。こーゆーのは早めに解決しとかないとねー」

蓮もゆるっと手を挙げる。
それからチラッと昊を見て、“乗ってこい”と目配せした。

昊が面倒くさそうに息を吐く。

「……じゃ、俺も」

無気力に低く手が挙がった。

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