一等星センセーション―日陰女子、イケメンアイドルになります!?―



『僕たち、繋がるアイドル!LinKAgeでーすッ!』

宇都さんが持っているタブレットから流れる、ちょっと荒い音声。
小さなライブハウスのライブの映像だ。

そこには、ギュッと顔を寄せ合って笑う5人の男子達。


『はいっ!LinKAgeの最年少エース!
宇佐美ユウキですっ!ウサちゃんって呼んでください♡』



(――誰!?)



きゅるん♡と音がしそうな可愛い笑顔と、トーン高めの声に目玉が飛び出るかと思った。


見た目は間違いなくユウキ。
でも、キャラが違い過ぎる。


思わずみんなのことを見れば、南は面白いものを見つけたみたいにニヤつく口角を隠しきれてない。

蓮と昊は少しも動じず、しらっとした顔をしていた。



「ウサちゃん、オーディションの時はこうだったから。
合格した途端にツンな素出してきて、むしろそっちに驚いたよね〜」


不可解がる私に気付いた蓮の言葉に、昊も小さく頷く。


……可愛がられ弟キャラってこういうことか。
まぁ、ウチの暴君兄だって表では好感度No.1俳優だし。

芸能界って、そういう面もあるよね。


――そう自分を納得させて、動揺を鎮めた。

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