俺様辣腕社長の甘い執愛~マッチングアプリなんて信じません!~
 結衣は目をぱちぱちと瞬かせる。
 結衣の言ったことがあるBBQはいつも郊外で、実はそういう都心BBQには行ったことが一度もない。

「そっか。楽しんで来て」
「うん、ありがとう。メッセージをやり取りしている限りでは、すごくいい人だと思ってるんだ。結衣も、そろそろ……ね?」

 夏希の優しげな笑みに、結衣は口を引き結ぶ。言外に、新しい恋でも探してはどうかという思いを感じた。

「私は、マッチングアプリを信用してないから」
「そっか。でも、出会いは色々じゃない? なんかあったら相談に乗るから言ってね」
「ありがとう」

 結衣はお礼を言う。けれど、やっぱりマッチングアプリには期待できないと思った。なにせ、あの社長と自分を゛ベストパートナー〟に認定したのだから。

(ほんと、意味わかんない。なんで私が社長と……)

 何度考えても、誤判定だとしか思えなかった。


 その日の午後。
 仕事に集中しているとスマホに通知が届き、結衣は手を留める。画面には、シェアラからのメッセージが表示されていた。

【明日は19時に一階車寄せで】

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