俺様辣腕社長の甘い執愛~マッチングアプリなんて信じません!~
***
店の前で、結衣は浩斗に深々と頭を下げる。
「ご馳走になってしまい、ありがとうございます」
「ああ、構わない」
浩斗は頷くと、結衣のほうを見て小さくため息をついた。
(なんか不機嫌?)
思い当たることがなくて、結衣は困惑する。
「あの…、私、やっぱり自分の分は自分で払います」
「不要だと言っただろう。それより、来週以降、俺に会うときはもう少しましな格好をして来い」
「え?」
「その服装が似合わないとは言わないが、TPOをわきまえろ」
浩斗に言い放たれた言葉の意味を理解して、急激に怒りがこみ上がる。
(……TPO? 何言ってるの、この人)
結衣は、どこの店に行くのか全く知らされていなかった。ただ食事に行こうと言われただけなのに、あんな高級レストランに行くだなんて思うわけがない。
「なんの相談もなく店を決めて、連絡くれなかったら、ドレスコードなんてわかるわけがないじゃないですか。そっちのほうこそ配慮が足りてないんじゃないですか? そもそも、私はあんな高級なお店に連れていってほしいなんてひとことも言ってないです!」
一気にまくしたてるように言うと、結衣はキッと浩斗を睨みつけた。
店の前で、結衣は浩斗に深々と頭を下げる。
「ご馳走になってしまい、ありがとうございます」
「ああ、構わない」
浩斗は頷くと、結衣のほうを見て小さくため息をついた。
(なんか不機嫌?)
思い当たることがなくて、結衣は困惑する。
「あの…、私、やっぱり自分の分は自分で払います」
「不要だと言っただろう。それより、来週以降、俺に会うときはもう少しましな格好をして来い」
「え?」
「その服装が似合わないとは言わないが、TPOをわきまえろ」
浩斗に言い放たれた言葉の意味を理解して、急激に怒りがこみ上がる。
(……TPO? 何言ってるの、この人)
結衣は、どこの店に行くのか全く知らされていなかった。ただ食事に行こうと言われただけなのに、あんな高級レストランに行くだなんて思うわけがない。
「なんの相談もなく店を決めて、連絡くれなかったら、ドレスコードなんてわかるわけがないじゃないですか。そっちのほうこそ配慮が足りてないんじゃないですか? そもそも、私はあんな高級なお店に連れていってほしいなんてひとことも言ってないです!」
一気にまくしたてるように言うと、結衣はキッと浩斗を睨みつけた。