俺様辣腕社長の甘い執愛~マッチングアプリなんて信じません!~
結衣はエントランスを抜け、エレベーターに乗る。以前渡された合鍵で、ドアを開けた。
(あれ?)
玄関を見て、おやっと思う。女性ものの靴が置かれていたのだ。
「智紀……?」
奥に人の気配を感じて、結衣は呼びかける。
そっと室内に入ると玄関と部屋を隔てるドアを開ける。そして、目の前に広がる光景に目を疑った。
ベッドの上に、裸で睦み合う男女がいたのだ。
「え? え?」
状況が理解できない。
ベッドにいた男──結衣の彼氏である智紀は一瞬驚いた顔をしたが、すぐに不機嫌そうに顔をしかめて、チッと舌打ちした。
「……あー、だる。なんで今来るかな」
「ちょ、ちょっと待って。これってどういう──」
「お前とはもう終わってるって、察しろよ。連絡ない時点で気づけよ」
心底面倒くさそうに、智紀は吐き捨てる。そこに、つい最近まで『好きだよ』と言って笑ってくれた彼の面影は一切なかった。
まるで、こちらが悪いとでも言いたげな態度に結衣は動揺し、食材を詰めたレジ袋が手から滑り落ちる。その拍子に、結衣にずっと背を向けていた裸の女が振り返った。
(……っ!)
(あれ?)
玄関を見て、おやっと思う。女性ものの靴が置かれていたのだ。
「智紀……?」
奥に人の気配を感じて、結衣は呼びかける。
そっと室内に入ると玄関と部屋を隔てるドアを開ける。そして、目の前に広がる光景に目を疑った。
ベッドの上に、裸で睦み合う男女がいたのだ。
「え? え?」
状況が理解できない。
ベッドにいた男──結衣の彼氏である智紀は一瞬驚いた顔をしたが、すぐに不機嫌そうに顔をしかめて、チッと舌打ちした。
「……あー、だる。なんで今来るかな」
「ちょ、ちょっと待って。これってどういう──」
「お前とはもう終わってるって、察しろよ。連絡ない時点で気づけよ」
心底面倒くさそうに、智紀は吐き捨てる。そこに、つい最近まで『好きだよ』と言って笑ってくれた彼の面影は一切なかった。
まるで、こちらが悪いとでも言いたげな態度に結衣は動揺し、食材を詰めたレジ袋が手から滑り落ちる。その拍子に、結衣にずっと背を向けていた裸の女が振り返った。
(……っ!)