俺様辣腕社長の甘い執愛~マッチングアプリなんて信じません!~
 ***

 ふたりで会う約束をした日、浩斗はいつも以上に変だった。
 穏やかに笑みを浮かべる浩斗を、結衣は胡乱気に見返す。

「……私のことを知りたい?」

「ああ、そうだ。今日は色々聞かせてくれ」
「なんでそんなことを?」
「俺はきみを口説いているんだ。きみのことを知りたいと思うのは当然だろう?」

 浩斗は穏やかに笑みを浮かべる。

(この人何考えてるの?)

 警戒するような表情を浮かべる結衣を、浩斗は観察するように見つめ、余裕のある笑みを浮かべている。

「人に聞くなら、先に自分の話をしたらどうですか?」
< 40 / 255 >

この作品をシェア

pagetop