俺様辣腕社長の甘い執愛~マッチングアプリなんて信じません!~
隣の駅のダイニングバーに行き軽く食事を取ると、時刻はもう十時近かった。店から出ると目の前のビルにある映画館のポスターが目に入る。
「あ、これ……」
「どうした?」
「前に小説で読んだ作品だなって思って。結構面白かったです」
「へえ。じゃあ、レイトショーもあるみたいだし見て行こう」
「え? 今から?」
「もちろん」
浩斗はすたすたと映画館のチケット券売機に向かい、画面を操作し始めた。
「あと二十分で開演だ。行こう」
結衣の元に戻ってきた浩斗はエレベーターを指さした。
真っ直ぐにスクリーンを眺めていると、肩にわずかな重みと温もりを感じた。
近すぎる距離に結衣が身じろぐと、その動きに合わせて浩斗の体も僅かに揺れる。
(うう、肩が当たってて全然映画に集中できない。なんでこんなに近づいてくるの?)
けれど、浩斗は全く体を離す気配がない。
「ちょっと、いい加減に──」
小声で抗議しようとした結衣は、浩斗の横顔を見て「へっ?」となる。
「あ、これ……」
「どうした?」
「前に小説で読んだ作品だなって思って。結構面白かったです」
「へえ。じゃあ、レイトショーもあるみたいだし見て行こう」
「え? 今から?」
「もちろん」
浩斗はすたすたと映画館のチケット券売機に向かい、画面を操作し始めた。
「あと二十分で開演だ。行こう」
結衣の元に戻ってきた浩斗はエレベーターを指さした。
真っ直ぐにスクリーンを眺めていると、肩にわずかな重みと温もりを感じた。
近すぎる距離に結衣が身じろぐと、その動きに合わせて浩斗の体も僅かに揺れる。
(うう、肩が当たってて全然映画に集中できない。なんでこんなに近づいてくるの?)
けれど、浩斗は全く体を離す気配がない。
「ちょっと、いい加減に──」
小声で抗議しようとした結衣は、浩斗の横顔を見て「へっ?」となる。