追放令嬢が可愛い犬を拾ったら実は狼の神獣でした〜なぜか気に入られて国を滅ぼしそうな勢いです〜
「リーリアは優しく純粋な精霊だから、ファシウス様の前世の人を憎むことも怒ることもしなかった。ただただ、どうしてあんなことをしたのかと理解できず、今でもファシウス様の行動を理解できずに苦しんでいます。でも、私はリーリアとは違う」
キッ、とエリスは意思の強い瞳をファシウスに向けた。
「助けてくれた相手を一方的に慕い、思いを押し付けて拒否されたら殺すなんて最低な人間のすることです。自分のことしか考えていない、浅はかで最低な人。そんな人を誰が選ぶって言うんですか」
エリスの言葉に、ファシウスは怒りで顔を歪めている。
「リーリアは優しすぎるから、あなたの楔を砕くことができなかった。あなたがいつか改心して楔を解いてくれるんじゃないかって思っているんです。でも、私は違う。優しいだけじゃ、誰も救えない。そんなの、悲しい連鎖を生み出すだけ」
エリスは胸元をぎゅっと握りしめる。すると、エリスの片手から青白い光が煌々と光りだした。それは、エリスの胸元にある赤紫色の楔を覆っていく。
「間違ってることは間違ってるってちゃんと伝えるべきです。そして、どんなに伝えてもそれを全くわかろうとしない相手なら、もう断ち切るべきなんです。優しさに漬け込むだけの相手から搾取されるだけなんて、そんなの誰も幸せになんてなれない。だから、私はちゃんと私の意思で断ち切ります!」
エリスはそういうと、胸元の手をさらにキツく握りしめた。その瞬間、パキィン!と砕ける音がして、エリスの胸元の赤紫色に光る楔が砕け散った。
キッ、とエリスは意思の強い瞳をファシウスに向けた。
「助けてくれた相手を一方的に慕い、思いを押し付けて拒否されたら殺すなんて最低な人間のすることです。自分のことしか考えていない、浅はかで最低な人。そんな人を誰が選ぶって言うんですか」
エリスの言葉に、ファシウスは怒りで顔を歪めている。
「リーリアは優しすぎるから、あなたの楔を砕くことができなかった。あなたがいつか改心して楔を解いてくれるんじゃないかって思っているんです。でも、私は違う。優しいだけじゃ、誰も救えない。そんなの、悲しい連鎖を生み出すだけ」
エリスは胸元をぎゅっと握りしめる。すると、エリスの片手から青白い光が煌々と光りだした。それは、エリスの胸元にある赤紫色の楔を覆っていく。
「間違ってることは間違ってるってちゃんと伝えるべきです。そして、どんなに伝えてもそれを全くわかろうとしない相手なら、もう断ち切るべきなんです。優しさに漬け込むだけの相手から搾取されるだけなんて、そんなの誰も幸せになんてなれない。だから、私はちゃんと私の意思で断ち切ります!」
エリスはそういうと、胸元の手をさらにキツく握りしめた。その瞬間、パキィン!と砕ける音がして、エリスの胸元の赤紫色に光る楔が砕け散った。