追放令嬢が可愛い犬を拾ったら実は狼の神獣でした〜なぜか気に入られて国を滅ぼしそうな勢いです〜
ファシウスから赤紫色のどす黒い光がエリスへ向かって放たれるが、レイヴンの黒羽根がそれを弾き飛ばした。そのまま大量の黒羽根がファシウスの周りへ集まり、それはまるで牢獄のようにファシウスを囲んでいる。
「だからしつこい男は嫌われるって言ってんだろ。ああ、そうか、あんたはそもそも嫌われてるんだったな」
イリオとエリスの前に庇うようにして立ち、レイヴンは腰に手をあてて小気味良さそうに口角を上げる。
「リーリア!リーリア!」
ファシウスは懇願するようにエリスへ呼びかける。その呼びかけにエリスが振り返ってファシウスを見るが、そのエリスの表情を見てファシウスは凍り付いた。
「私はリーリアじゃない、エリスです。あなたにとってはリーリアのままなのかもしれませんが、私は今、人間として生をうけ、エリスとして命を全うしています。その人生に、あなたは必要ない」
意思の強い、だが冷え切った瞳のエリスに、ファシウスは今度こそその場に崩れ落ち、言葉を失った。
「だからしつこい男は嫌われるって言ってんだろ。ああ、そうか、あんたはそもそも嫌われてるんだったな」
イリオとエリスの前に庇うようにして立ち、レイヴンは腰に手をあてて小気味良さそうに口角を上げる。
「リーリア!リーリア!」
ファシウスは懇願するようにエリスへ呼びかける。その呼びかけにエリスが振り返ってファシウスを見るが、そのエリスの表情を見てファシウスは凍り付いた。
「私はリーリアじゃない、エリスです。あなたにとってはリーリアのままなのかもしれませんが、私は今、人間として生をうけ、エリスとして命を全うしています。その人生に、あなたは必要ない」
意思の強い、だが冷え切った瞳のエリスに、ファシウスは今度こそその場に崩れ落ち、言葉を失った。