御曹司の契約妻が本物の妻として愛されるまで
近くにあったペンでさらさらと内容を書き足される。
彼は契約書の下に自分のサインを施すと、私にもペンを差し出した。同じようにサインをしろということなのだろう。
私も彼の下に自分の名前を書いた。
「朝、千尋を迎えに行く前に婚姻届を出してきたから、これで今日から夫婦だ。これから、よろしく」
「はい」
手を差し出され、そっと握り返す。
夫婦で握手だなんて。まるでビジネスパートナーみたいだ。
ときめきも色気もない握手だけれど、契約妻なのだからこんなものだろう。
「あぁ、そうだ。荷物を千尋の部屋に入れておいたから確認してほしい」
「わかりました」
「ただ家具だけは一部間に合っていなくて……。特注のマットレスが届いてないんだ」
早速、今日から私の寝室になるのだという部屋を案内される。
彼の言う通り、部屋にはフレームだけ組み立てられたベッドがあった。
「今日だけは、俺の寝室のベッドを使ってほしい」
「い、いえ……! それはさすがに申し訳ないので……。ソファーで寝ても問題なければそこで寝ます。ダメだったら、床、とか……」
彼は契約書の下に自分のサインを施すと、私にもペンを差し出した。同じようにサインをしろということなのだろう。
私も彼の下に自分の名前を書いた。
「朝、千尋を迎えに行く前に婚姻届を出してきたから、これで今日から夫婦だ。これから、よろしく」
「はい」
手を差し出され、そっと握り返す。
夫婦で握手だなんて。まるでビジネスパートナーみたいだ。
ときめきも色気もない握手だけれど、契約妻なのだからこんなものだろう。
「あぁ、そうだ。荷物を千尋の部屋に入れておいたから確認してほしい」
「わかりました」
「ただ家具だけは一部間に合っていなくて……。特注のマットレスが届いてないんだ」
早速、今日から私の寝室になるのだという部屋を案内される。
彼の言う通り、部屋にはフレームだけ組み立てられたベッドがあった。
「今日だけは、俺の寝室のベッドを使ってほしい」
「い、いえ……! それはさすがに申し訳ないので……。ソファーで寝ても問題なければそこで寝ます。ダメだったら、床、とか……」