-悪魔の花嫁-
「小さいな…」
エリアルが呟いた。
「エリアルの家が馬鹿でかいんだよ!!」
玄関のチャイムを押した。すぐに人が出てきた。
『マキ…あんた帰ってきたの…そういえば電話がきたわね…』
派手な服を着た母が出てきた。
変わらない…
『電話をしたエリアル・メンフィールドです。』
いつの間に電話を…?
『あんた日本語話せるんだ…マキならあたしの子じゃないから好きにしていいわよ?』
にやにや笑うように話した。
『そうですか…わかりました。』
『あたしの荷物まだあると思うんだけど?』
そう尋ねると…
『捨てたわよ…だってもう帰ってこないと思ったからさ…』
クスクス笑った。
…嘘……絶対わざとだ…
『ピアノも?』
『ピアノ?あっー一番邪魔な者ね…いいお金になったわ…』
…えっ?…売った…?…お母さんの形見なのに…
気づいたらドアを閉められていた。
「マキ…行こう…」
エリアルに促された。
『マキ姉さん?』