-悪魔の花嫁-

「小さいな…」

エリアルが呟いた。

「エリアルの家が馬鹿でかいんだよ!!」




玄関のチャイムを押した。すぐに人が出てきた。

『マキ…あんた帰ってきたの…そういえば電話がきたわね…』

派手な服を着た母が出てきた。

変わらない…


『電話をしたエリアル・メンフィールドです。』

いつの間に電話を…?

『あんた日本語話せるんだ…マキならあたしの子じゃないから好きにしていいわよ?』

にやにや笑うように話した。

『そうですか…わかりました。』



『あたしの荷物まだあると思うんだけど?』

そう尋ねると…

『捨てたわよ…だってもう帰ってこないと思ったからさ…』

クスクス笑った。

…嘘……絶対わざとだ…


『ピアノも?』

『ピアノ?あっー一番邪魔な者ね…いいお金になったわ…』

…えっ?…売った…?…お母さんの形見なのに…




気づいたらドアを閉められていた。

「マキ…行こう…」

エリアルに促された。


『マキ姉さん?』
< 112 / 145 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop