電話越しで恋をした副社長から、突然プロポーズされました

「……ちゃんと眠れたか?」
「はい」
エレベーターはあっという間に一階についてしまうので私は手短に言葉を言う。
「今夜、翔太さんの家に行ってもいいですか?」
「もちろん」
「ではお先に戻らせてもらいますね」
「あぁ、気をつけて」
ホテルでチェックアウトをして荷物を取ってから翔太さんの家に行く。
そんなに長く住んでいるわけではないのに体の力が抜けていくようにリラックスできた。
きっと帰ってくるのが遅いだろうと予想していると、翔太さんは十九時には帰宅した。
「お帰りなさい」
「ただいま」
お互いに食事をする気持ちになれなくて、まずは話し合うことになった。
< 55 / 68 >

この作品をシェア

pagetop