【完結】美容系開業医とワンナイト後結婚したら、溺愛されました!

翌朝

 * * *

 翌日、いつもの起床時間に起きた美雨は顔を青くしていた。

(やってしまった……!)

 バーで出会った人と、なんて酔っていたとしてもダメなことだろう、と枕に自分の顔を埋める。

「起きましたか?」
「うぁ、はい!」

 優しく声をかけられて、慌てて返事をしてガバッと起き上がった。

 勢いがよすぎて、彼女の露わな素肌が晒され、「あうっ」と変な声をあげて胸を隠すように腕をクロスさせると、ふわっとなにかをかけられた。

「バスローブですみませんが……目のやり場に困るので」
「す、すみません……」
「あ、誤解しないでくださいね。魅力的で襲ってしまいそうだ、という意味ですので」

 補足された言葉の意味を、一瞬遅れて理解し、美雨は赤面する。

(魅力的……)

 嘘でも嬉しい、と思いながらバスローブに袖を通す。

「すみません、ありがとうございます」
「いえ。よく眠れましたか?」
「……はい、なんだかいつもより目覚めがいいです」

 それはよかった、と微笑む一希がとてもまぶしくて、美雨は目を細めた。

「朝食、食べられそうですか?」
「あ、はい……。あの、ここで食べても大丈夫ですか?」
「もちろんです」

 スッと手を差し出されたので、美雨は一希の手を取ってベッドから抜け出そうとする。

 ――しかし、グッと引っ張られ、そのまま抱き上げられた。
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