【完結】美容系開業医とワンナイト後結婚したら、溺愛されました!
「か、一希さん!?」
「腕を首に回せますか? そう、いい子ですね」
一希の言うように腕を回すと、とろけたような瞳を向けられて美雨は息を呑んだ。
(こ、こんなに格好いい人と一夜をともにして、現在もこんなに甘やかしてもらうなんて……しっかりして青泉美雨、あなた二十九歳なのよ!)
一希が何歳なのかはわからない。美雨よりは年上だろうと考えているが、とても顔のいい人なので年齢が読めない。
「朝の風景もいいでしょう?」
リビングルームのソファに降ろされた美雨は、そこに広がる光景に目を奪われた。
雲ひとつない晴天。
たくさんのビルが並び、太陽の光を反射して輝いている。
「すごい……」
「いい景色だよね」
小さくつぶやいた言葉は、一希に拾われた。
「さて、ルームサービスを頼もうか。洋食でいいですか?」
「お、お願いします」
いったいどんな朝食が運ばれてくるのか、とワクワクした気持ちで待っていると、すぐにワゴンで運ばれてきた。