【完結】美容系開業医とワンナイト後結婚したら、溺愛されました!
「どんなものが食べたいのですか?」
「このホイップたっぷりなパンケーキです」
ほんの少し恥ずかしそうに頬を赤らめる一希を見て、美雨は「おいしそうですね」と慌ててカフェのメニューに視線を落とす。彼は甘いものが好きなのかな? と思いつつ、自分はなにを注文しようか悩む。
「あ、これおいしそうですね」
「カフェのメニューってどれもおいしそうで、目移りしますよね」
それは美雨にも覚えがある。どれもおいしそうに見えて、なにを注文しようか迷うからだ。
「カフェにはよく来るのですか?」
「男性が入りやすいところには。こういうところはあまり……ケーキとかチョコとか、甘いもの好きなんですけどね」
意外そうに一希を見つめる美雨。その視線に気づき、彼は「やっぱり男が甘いもの好きって、引きますかね?」と軽く頬をかいた。
「いえ、ギャップがあってとてもよいと思います」
グッと親指を立てる美雨を目にして、一希はプハッと噴き出す。
とはいえ、美雨はたっぷり朝食を食べたので、軽いものにしようとメニューを眺める。パスタもおいしそうだから、これにしようかな、あたりをつけた。