二度目の永遠~ある夏にコロラドで見つけた牧場主との運命の恋~
ダグラスは手綱を引きながらチャンピオンと共に乃亜に近づいてきた。
まだ比較的早い時間とはいえ、太陽はすでに燦燦と地上に降り注いでいる。眩しくて目を細めながら、ダグラスのカウボーイハットを羨ましく思った。
他はわからないけれど、少なくともこのつばの広い帽子は間違いなく実用に優れている。
ただクリント・イーストウッドを美しく見せるためだけじゃないんだ。
「……どうしてわからないと思うんですか?」
「一目瞭然だからだ」
「む」
ぽすっ。
いきなり目の前に陰がかかって、乃亜はなにかダグラスに嫌がらせをされたのかと身構えた。でも次の瞬間、自分の頭についさっきまで羨ましいと思っていたカウボーイハットが乗っているのに気がつく。
逆にダグラスのいわゆるダークブロンドの髪が、日に照らされて輝いていた。
「君に貸せるのはこれだけだ。少なくともこれは被っていろ」