二度目の永遠~ある夏にコロラドで見つけた牧場主との運命の恋~
「……もしクロコダイルと戦うなら、ふたりの方が有利かと思って」
「は?」
「いえ……あの、掃除が終わったのにあなたが戻ってこないので心配になって、もしなにか助けが必要だったらと思って、探しに……」
ダグラスは首を横に振った。
「近づかないでくれと言っただろう。俺が乗っていたあの黒いのは、馬の皮を被った雄牛なんだ」
「そうみたい……デスネ」
「立てるか? どこか打ったところは?」
「大丈夫です。どちらかというと、その前に鍬と干し草でできたかすり傷の方が痛いくらいで」
ほら、と。
どちらかといえば褒めて欲しい気持ちで、手のひらとひじの名誉の負傷をダグラスに見せる。ダグラスは目に見えて身体を固くした。