御堂先生は溺愛中
「お疲れ様でーす。」
凛は図書室に入ると、いつもと同じように荷物を置いて、掃除を始めた。
本棚の奥から黙々と掃き始めて、みんなが本を読んだり、勉強ができる机の所までくると、凛は壁に箒を立て掛けて、携帯を取り出した。
大きな窓から、秋の始まりの夕日がさして、机を照らしている。
この場所のこの時間が凛にとってお気に入りの場所だった。
ここの席、掃除が終わるとここで日向ぼっこをするんだけど、よく眠れて気持ちがいいんだ。
そう思って何枚か写真を撮ってみるが、普段写真を撮らない凛は思いの外いい感じに収めることができなかった。
なーんか、もっと、こう
光の感じとか、構図?とか、
おしゃれに撮れないのかな〜。
凛がそう思い悩んでいると、
「何してるの?」
いつのまにか後ろにいた御堂が声を掛けてきた。