御堂先生は溺愛中
「ふうん、そっか。まあ、当日展示を見ればわかることだしね。」
「そ、そうですね。当日を楽しみにしててください!」
「それで、好きな人は誰撮るの?俺でも撮っておく?」
そうふざけ半分で言う御堂に、凛はピシャリと「結構です。」と断った。
御堂はものすごいスピードで断られて、いつも通りの大野さんだなと思いつつ、少し胸が痛んだ。
「そっか、そうだよね。」
柄にもなく寂しそうに笑う御堂に、凛はさらに罪悪感を募らせた。
なんで私、先生に嫌な態度とっちゃうんだろう。
なんで、素直になれないんだろう。
本当は今だってごめんなさいを言いたいのに。
喉の奥で言葉が引っかかって、どうしても出てこない。
そんな自分に、無性に腹が立った。