御堂先生は溺愛中
そこにあったのは、あの日試し撮りで撮ったはずの結奈の写真だった。
なんで??御堂先生の写真を撮ったんじゃなかったの???
そう勘違いしていた結奈は頭の中でプチパニックを起こしていた。
「私が1番好きなのは、結奈だから。」
照れながらそう言う凛に、結奈はやっとのことで「ありがとう…。」と返した。
「えへへ、私たち両想いだね。」
そう言って冗談半分で言う凛に、結奈は「そうだね…はは。」と言いつつ、内心大焦りだった。
もしかして…私が今までやってきたことって意味なかった???
少し絶望しながら呆然と凛の展示を眺めていた。
どうしよう、私ってただ余計なことしてただけ??
本当に凛は御堂先生のこと興味ないのかな??
でもそんなの…
あんなにまっすぐ思ってる御堂先生があまりに可哀想じゃない?
凛と2人で文化祭を回っている最中も、結奈はそのことで頭がいっぱいだった。