御堂先生は溺愛中
「私さ、御堂先生に告白しようと思う。」
文化祭2日目。
凛は結奈と2人で展示の受付をしていると、結奈が唐突にそう言った。
2人きりの展示会場で、結奈の凛々しい声だけが聞こえて、少しの間が空いた。
これで、最後。
私が告白するってなって、凛が自分の気持ちに気づくことに賭けてるし、
何もなくてもここで告白して振られたことにすれば、きっと元に戻る。
そしたらもう私はこの2人の関係に干渉することはやめよう。
凛の運命の人はきっと別にいて、御堂先生はこれからもっと愛せる人に出会えるってことだ。
そう意を決して結奈は凛に伝えた。
「そう、なんだ。」
凛は少し歯切れの悪い返事をした。
「…凛はいいの?私が先生に告白しても。」
結奈はそう確かめるように尋ねると、凛は静かに頷いた。
「うん、いい方向に行くことを願ってるよ。」
そう迷いのない口調で言う凛に、結奈は諦めがついた。
…凛が自分の気持ちに蓋をしてるんじゃないかなんて、私の勘違いだったんだ。
それなのに2人を巻き込んで、振り回して申し訳ないな。
結奈がこっそり落ち込んでいると、