御堂先生は溺愛中
「やあ。」
入り口の方から、ひょこっと御堂の顔が覗いた。
「あ、どうも。」
「こんにちは。」
2人は突然現れた御堂に驚きつつもそう挨拶を返した。
「今なら誰もいないしゆっくり見れるね。」
珍しく誰にも囲まれてない御堂は教室の中に入ると、ゆっくりと展示を見始めた。
「みんなすごいね、よく撮れてる。」
御堂が感心したようにそう言うと、結奈は「でしょ?結構こだわって撮ってる子とかもいたんですよ〜!」と返した。
「へえ〜…ってか俺の写真多いな。なんか勝手に写真撮られてるなって思ったけど、これだったんだ。」
いろんな角度、いろんなスーツで撮られている自分の写真を見て御堂は苦笑した。
「それ、先生が好きな人ってことだと思いますよ。」
凛はさらっとそう言ってのけた。
御堂は特別気にすることなく、「ふうん、そうなんだ。ありがたいけどね。」と返した。
…じゃあ、その写真を飾ってくれるような人を好きになればいいのに。
凛は心の中でぽつりと呟いた。