きっと、夏のこと

第三話 やっぱり高校生

イベントが終わって、

私たちはちゃんと元の生活に戻った。



朝のホーム。

いつもと同じ時間、同じ電車。




スピーカーから流れる構内アナウンスが、

やけに無機質に耳に刺さる。


抑揚のない声。

感情のない注意喚起。




いつも通り、イヤホンをつける。


曲は、いつもと同じはずだった。


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