きっと、夏のこと
第十話 憧れ
8月になると、サークル合宿に公開イベントに忙しくなりそうだった。
私たちは、今大学生になって初めての合宿に浮き足立っている。
彼女の方も、
「先輩と距離近づけるチャンスじゃない???」
なんて、初日からドキドキしっぱなしだった。
いつもと違う環境で、ギターを弾く、セッションをする。
本当に楽しくて、私はいつのまにか軽音に入った理由なんて忘れていた。
夜はみんなでご飯を作ってレクをした。
彼女も私も、女子力見せるぞなんて張り切っていたのに、三女の先輩たちの料理力に圧倒されて、一女ちゃんは座っててなんて言われてしまった。